こんにちは! Yosuke です!
この記事の内容は、「69日間、12ヶ国、21都市の旅」の記録です。
旅の記録を付けようと思った経由については、こちら
今回も前回に続いて、
旅の記録「イングランド編」
です!
前回は、ロンドン滞在中の2017年11月2日に訪れたサイレンセスターでの出来事やオススメスポットについて書きました。
↓前回の記事はこちら
2017年10月28日にフィリピンのセブ島を出発してから11月2日までの6日間で、
セブ島 → シンガポール → ロンドン → サイレンセスター
の4都市を旅してきました。
6日間で4都市です。
正直、飛行機、電車、バスでの移動続きで含めると結構ハードです。
旅の序盤のこの時点ですでに結構な疲れが溜まっていたのを思い出します。
そんな心地よい?疲労も感じながら迎えた11月3日。
今回訪れたのは、イングランドの
Bath(バース)
です!
バースってどんな街?
↑Northgate St(ノースゲート・ストリート)から見たバース寺院の裏側。街全体がこんな建物に囲まれています。
バースは、イングランドの南西部に位置する、英語のお風呂を意味する Bath の語源にもなったと言われる街です!
※これには諸説があり、温泉があるから Bath と呼ばれるようになったという説も濃厚です。
いずれにせよ、その名前が表すようにイギリスで唯一の天然温泉が湧き出る場所として有名で、その歴史はなんと
紀元前
まで遡ります。
以下、ウィキペディアの記事をご覧くださいませ。笑
1世紀頃、ローマ帝国の支配下で、保養地として繁栄。ローマ式の大浴場や神殿が建築された。ローマが撤退すると一時的に荒廃した。
18世紀にアン女王がこの地を訪れ、温泉保養地として復活させた。以来、バースは富裕層の社交場となった。ロンドンの賭博師、リチャード・ナッシュは1704年にバースで財を築き、儀典長の地位を得てバースの社交界をリードする存在となった。ナッシュは、バースの市街をあらゆる階層の人々が集う優美な場所に変えようと、裕福な事業家で啓蒙主義者であるラルフ・アレンの後援を受け、温泉地の景観を変える大規模な建築事業を開始した。
事業は建築家ジョン・ウッドの手により開始された。1727年より、ウッドは当時イギリスで流行していたパッラーディオ主義に従って住宅地プライアー・パークを建設した。また、1729年から1736年にかけて、街の北西にクイーンズ・スクエアと呼ばれる建物に囲まれた広場を建設した。1754年よりザ・サーカスと呼ばれる円形の広場の建築が開始され、ウッドの息子に受け継がれて1774年に完成された。また、半月状の集合住宅地、ロイヤル・クレセントも同時期に完成している。
その後も、ジョン・パーマー、ジョン・エヴェリー、トーマス・ボールドウィンらがジョージアン様式の建築物で街を変貌させていった。19世紀に街の繁栄は衰えて町並みは荒廃してしまったが、1987年に世界遺産に登録され、改修によってかつての保養地の姿を取り戻している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
このように、2000年以上の歴史を背景に持つバースの美しい街並みは、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
ゆえに観光名所としても有名で、僕が訪れた時も多くの観光客で街中が賑わっておりました!
バースへのアクセス方法
サイレンセスター → バースの場合
今回、Bath に訪れる前に僕が滞在していたのは、同じくイングランドのサイレンセスター。
サイレンセスターでの出来事については、こちら
そのサイレンセスターからバースまでは、
①サイレンセスター(Cirencester) → ②スウィンドン (Swindon) → ③バース・スパ (Bath Spa)
上記のルートでアクセスしました。
サイレンセスターからスウィンドンまでバスで行き、
スウィンドンからバースまで電車で行く方法です。
時間も2時間弱でたどり着くことができるので、そこまで苦痛な距離ではありませんでした。
苦痛に感じなかったのは、移動のしすぎで感覚が狂っていただけなのかもしれませんが。
ロンドン → バースの場合
ロンドン観光のついでに1日だけバースに行きたいという方も多いはずです。
その場合にロンドンからバースにアクセスする方法は、電車かバスを使うのが一般的です。
・電車で行く場合
電車の場合は、ロンドンのパディントン駅からバース・スパ駅まで、Great Western Railway =GWR(グレート・ウェスタン・レールウェイ)一本でたどり着くことができます。
電車での所要時間は1時間半程なので、日帰りで訪れるのにもハードルが低い立地だと思います。
電車のチケット料金は、シーズン、時間帯、予約のタイミングで、かなり変わってくるようなので、日程が決まっている場合は、事前の早い段階でチケットを購入するとお得に入手できるようです。
↓料金などについてのより詳しい情報は、オフィシャルサイトで調べてみてください。
オフィシャルサイト:gwr.com
・バスで行く場合
バスの場合は、ナショナル・エクスプレスなどの大型バスを利用して、London Victoria Coach Station(ロンドン・ヴィクトリア・コーチステーション)という大型バス専用の駅からバース・スパ駅のすぐ隣にあるバスステーションまで一本でたどり着くことができます。
ロンドンからバス移動での所要時間は3時間程度なので、電車と比べると倍(もしくはそれ以上)の時間を費やしますが、料金が電車よりも安く済むのが魅力的です。
バスの料金も電車と同じく、シーズン、時間帯、予約のタイミングで、大きく変わってくるようなので、安く済ませたい場合には公式サイトでの入念なチェック必要になります。
↓料金などについてのより詳しい情報は、オフィシャルサイトで調べてみてください。
オフィシャルサイト:nationalexpress.com
・車で行く場合
もちろん、国際免許証をお持ちの場合はレンタカーでアクセスすることもできます。
所要時間は、ロンドンの中心街から2時間半程度なので、運転が好きな方にはオススメの移動方法かもしれません!
僕は運転が大好きなのですが、オーストラリアで国際運転免許証どころか、日本の免許証、日本のキャッシュカード、日本のクレジットカードなど全てを無くしてしまったので運転できませんでした…
自慢ではありませんが、物をなくすことにかけての才能は群を抜いてます。
オーストラリアでの生活についての記事は、こちら
話が少しそれてしまいましたが、サイレンセスターからの道中は何事もなく無事にバースまで辿り着けました。
バースのおすすめスポット!
バースに訪れる前日にサイレンセスターの街並みをみていたので、似たような街の雰囲気なのかな?なんて予想していましたが、実際に到着してみると
全くの別物。
違う町なので当たり前ですが。
サイレンセスターと同じように石炭岩で造られた建物があるのは同じなのですが、大きい建物が連なって密集している感じです。伝わりますでしょうか?
↑街全体が世界遺産に登録されているバースの街並み。石炭岩で造られた建物が連なってます。
ちなみに、この石炭岩はバース・ストーンと呼ばれ、コッツウォルズで有名なライム・ストーンと比べると不純物が少なく白っぽいのが特徴のようです。
次の行先に移動する関係もあり、バースでの滞在時間は数時間程度のかなり短いものになりました。
その数時間では街中を散歩する程度でしたので、観光名所のようなところにはあまり訪れていません。
しかし、バースの街全体が世界遺産に登録されているので、
散歩したところ全部世界遺産&名所
とも言えます。無理矢理すぎるかな?
ということで、紹介できる場所は少ないのですが、散歩の道中で出会したいくつかのオススメスポットを紹介させてください!
バースの象徴 Bath Abbey
バースの街の中心にあるのがこちらの
バース寺院
です!
街の象徴であり、676年に創建された歴史ある教会です。
こちらも前述のようにバース・ストーンで造られており、その外観もバース観光に来たなら見逃せません!
寺院内も見学できるようですが、外観をみて満足してしまい今回は見送ってしまいました…笑
寺院内も見所が沢山あるようなので興味がある方は、是非見てみてください!
見学料金:無料 ただし、大人 £4、子供&学生 £2、ファミリー £10 の預金が提案されております。
営業時間:月曜日 = 9:30〜17:30 / 火曜日〜土曜日 = 9:00〜17:30
※コロナウィルスの影響で変更がある可能性有り。チケット料金、営業時間については要確認。
オフィシャルサイト:bathabbey.org
長い歴史を持つ大浴場 The Roman Baths
↑左がバース寺院、右がローマン・バース
バース寺院のすぐ近くにあるのが、街一番の人気観光地とも言える、
ローマン・バス
です!
↑建物の中に温泉があります。
ローマン・バスは、紀元前60年〜70年にローマ人の手によって建設された2000年以上の歴史をもつ大浴場です。
2000年も前からこの場所にあり、当時の人々の疲れた身体を癒した大衆浴場。
大浴場の他にも、温水プールやサウナなども完備されていたらしく、当時の人にとっては、
街中にあるスーパー銭湯
のような存在だったのかも知れません。
現在入浴はできませんが、中は博物館になっているので、音声ガイダンスを聴きながらその歴史に触れることができるようです。
この、ローマンバス、
実は…僕…
チケット代を節約したいがために、中を見学でしておりません。
当時、無職の僕。収入源がない旅人の状況をお察しください。
建物内には入りませんでしたが、この場所、ここでしか見ることない温泉の遺跡をはきっと中で見学したらさぞかし、良い体験になったのでしょう。
次に訪れた際は必ず見学してみせます!
入場料は、シーズンや曜日などによって変わってきますが、だいたい3000円前後でしょうか。
事前予約で安く手に入れることもできるようなので、公式サイトや、インターネットで訪れた経験のある方の記事も調べてみてください!
見学料金:大人料金 ピークシーズン £29.90 / オフシーズン£28.90
営業時間:水曜日〜日曜日 10:00〜18:00
※コロナウィルスの影響で変更がある可能性有り。チケット料金、営業時間については要確認。
オフィシャルサイト:romanbaths.co.uk
その他
実は、バースの観光名所と言われるような場所は、この二箇所にしか訪れていおりません。
しかし、バースの前に訪れたサイレンセスターのように、街並み自体が素晴らしいので、どこに行っても楽しくて仕方がありませんでした。
最後に、その素晴らしい街で適当に散歩しながら見た景色を簡単に紹介させてください!
↑Stall St(ストール・ストリート)にある屋台。ここでお昼ご飯にホットドックを買いました。
↑バースのショッピング街、Southgate Pl (サウスゲート・プレイス)の中心にある公衆電話。
↑たまたま通りかかったPulteney Bridge (パルトニー橋)。歴史のある橋として観光名所の一つで、映画「レ・ミゼラブル」のロケ地にもなってます。
↑パルトニー橋の近くにある、Parade Gardens(パレード・ガーデンズ)。
↑街中にある、バス停周辺の風景。
このように何も決めずにふらふらしても、行く先々の風景や街並みが素晴らしいので飽きることなく散策できます。
バース旅の最後は、バース寺院に隣接されている広場で休憩しながら、電車の時間が来るのを待ちました。
↑バース寺院に隣接されている広場。休憩するのには贅沢すぎる空間です。
数時間とはいえ、歩き続けていたのでクタクタ。
広場のベンチに座ってからは、放心状態。
そんな放心状態の僕に、広場で路上ライブをしているパフォーマーの歌声が響き渡ってきます。
↑とても、良かったのでチップもお渡しして、写真も撮らさせていただきました。
たった数時間の世界遺産都市のバース旅もこれでおしまいです。
町中どこに行っても世界遺産。
町中どこに行っても美しい。
控えめに言って最高です。
バース旅の反省点
バースは町自体が小さいので、ロンドンからの日帰りの半日でも十分に名所を周ることができると思います。
その半日を楽しむためにも、計画をしっかり立てることも大切かも知れません。
僕自身は今回の旅の関しては、無計画でも十分に楽しめましたので全く後悔はしてませんし、そんなきままな旅も良かったと思ってます。
しかし、町自体が世界遺産ですので、バースの歴史、建造物などの歴史的背景を詳しく知ってから訪れればもっと楽しめたのかもしれません。
また、バースに訪れる機会はそれほど多くはないと思うので、有料で見学できるスポットも経験のためにお金をケチらずに無理してでも入っておけば良かったとも思います。笑
もちろん、詰め込むのが好きな方、ゆっくりしたいなど、それぞれの好みがあると思うので、その時の気分などで調整するのが良いかもしれません。
イングランド旅行完結。旅の感想
半日のバース観光を終えた後は、次の目的地に向かうために電車一本でロンドンのパディントン駅に出戻りました。
次の目的地のパリに行くために、パディントン駅からヴィクトリア・コーチステーションに10分ほどかけて歩いて向かい、夕ご飯はヴィクトリア・コーチステーションの近くにある売店で中華料理をテイクアウト。やっぱり定期的にアジアの料理が食べたくなります。
次の目的地に行ける楽しみな気持ちがある反面、10月30日〜11月3日まで5日間のイングランド旅がもう終わり流と思うと…寂しい気持ちもありました。
当たり前のことなのですが、一言で、イギリス、イングランド、といっても、風景や街並み、現地で触れ合う人々の雰囲気も全く異なってくることを改めて実感した旅でした。
ロンドンは、英国の中心ということもあって、町全体が持つパワーが物凄く、常に圧倒されていました。
反面、空港や、町中で話す人が、どこか機会的だったり、冷たいように感じられる部分があったのも事実です。(特に空港)
空港の売店で、現地のSIMカードを買おうとして選んでいる時のこと。
店員さんが、完全に僕のことを放置して他のスタッフと喋ってたので、どれが良いかな〜?と物色し始めると。
「ちょ。売り物だから触んないでよぉ。」みたいなこと言われたり…笑
いやいや、塩対応すぎるでしょ!
どんだけしょっぱいの!
って。
まあ、こんなのは人によりますし、それが全てでは無いのですが…
郷に入いっては郷に従え。
現地の環境に慣れないとですね。このような経験も現地に行かないと体験できないことです。笑
少しネガティブな話になりましたが、良い面の方が圧倒的に多くとても刺激的な場所でしたので、また長期滞在で必ず行きたいと思えるような町でした!
今までいくつかの国に訪れたことがありますが、その中でも大好きな街の一つです。
ロンドンのできごとについては、こちら
サイレンスターは、ロンドンから離れていることもあり、ロンドンと比べるとかなり小ぢんまりとしておりました。
しかしその小ぢんまり感が魅力的な街であり、ゆったりとした時間が流れているせいか、街の人も親切で優しい方が多い印象です。
町全体が観光名所のバースは、ロンドンに次ぐ観光名所として有名なだけあって、現地の人というよりはイギリス、ヨーロッパ各地の観光客が多かった印象です。
もちろん街が持つ雰囲気もロンドンやサイレンセスターがもつそれとは全く違います。
今回イングランドでは、ロンドン、サイレンセスター、バースと3カ所の町に滞在しましたが、そのどれもが全く異なる魅力を持っており、その素晴らしい魅力に触れることができたのは言うまでもなく貴重な体験でした。
イングランドでは5日間で3都市を訪れましたが、移動続きの旅は僕が想像していた以上に体力的に辛かったです。
しかし、その辛さがあるからこそ感動があり、その辛さや感動が自分の価値観を変えるきっかけになる。
そんなことを感じる旅でもありました。
旅はパリに続く
そんなことを思いながら、ロンドンのヴィクトリア・コーチステーションで、フランス・パリ行きのバスを待っておりました。
素晴らしい体験ができたイングランドの旅。
次の目的地は、
「芸術の都、パリ」
です。
いったいパリは、どんな体験をさせてくれるのでしょうか。
69日間、12ヶ国、21都市の旅はパリに、つづく
Yosuke より
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